ポータブルアンプ(ポタアン)について
今回はある程度イヤホンを持っている人向けの内容となります。ポータブルアンプとは、増幅機、いわゆるアンプ(アンプリファイア)を持ち運べるようにしたもののことです。これがあると今まで以上に音楽を楽しめるようになるのです。
- ポタアンの必要性
まず、デジタル端末の音の出る仕組みからおさらいします。スマートフォンや携帯音楽プレイヤーなどのデジタル端末は、記録されたデジタル音楽データを、DACという部分でアナログ信号に変換しています。そしてそのアナログ信号をアンプで増幅し、再生しているのです。
デジタル音声データ
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アンプ
そこで一つの疑問が生まれると思います。
ポタアンは必要なのか?
確かに無くても音を再生できるのです。じゃあなぜすすめるかというと、大きく2つの理由があります。
- 音量を大きくできる。
デジタル端末内蔵アンプより高出力のアンプが搭載されており、音量は大きくなります。これにより低感度のイヤホン・ヘッドホンを十分に鳴らせるようになります。
2. 音質が向上する
スマートフォンや携帯音楽プレイヤーに搭載のDAC類は音質最優先ではないことが多いのです。なぜならサイズの問題、電力の問題など多くの課題をクリアするには、どうしても音質を犠牲にせざる得ないからです。その反面、ポタアンは音質第一の考え方なので、音質を向上させることができます。
- ポタアンの種類について
ポタアンはDACの有無で2つの種類に分類されます。
・アナログ型(DAC非搭載)
デジタル端末の回路にアンプを足した状態になります。イメージしやすい例としては、自然吸気(NA)のエンジンに後付けでターボチャージャーやスーパーチャージャーといった過給機をつけるといった感じです。
デジタル音声データ
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内蔵DAC
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内蔵アンプ
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ポタアン
内蔵アンプとポタアンで2度増幅されるので、十分な音量をとれます。特定の音域を響かせたり、伸ばしたりは出来ますが、あくまでも、デジタル端末の内蔵DACの音を増幅するだけなので、音質面での劇的な変化はありません。
・デジタル型(DAC搭載)
内蔵DAC、内蔵アンプを介さず、直接デジタル音声データを受け取り、変換、増幅します。アナログ型と同じく車で例えると、燃費は悪いがよりハイパワーなエンジンに載せ替えるというイメージです。
デジタル音声データ
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ポタアン
ハイパワーなアンプで増幅するため、音量は十分にとれます。また、音質を最優先したDACで変換するため、音質も向上します。ただ、機種によっては適合しない機種もあるので、購入の際にはメーカーホームページなどで確認が必要です。
- オススメポタアン
オススメのポタアンをいくつか挙げます。
1.定番のポタアン
CHORD 「Mojo」 D/A コンバーター内蔵 ポータブルヘッドホンアンプ MOJO-BLK
- 出版社/メーカー: アユート
- 発売日: 2015/11/15
- メディア: エレクトロニクス
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ソニー SONY ポータブルヘッドホンアンプ ハイレゾ対応 USBオーディオ対応 PHA-1A
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- 発売日: 2015/03/21
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余裕があったらこっちがいいかも
ソニー SONY ポータブルヘッドホンアンプ ハイレゾ対応 USBオーディオ/バランス出力対応 PHA-2A
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
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3.スマートフォンとの相性抜群
生産完了品です。お早めに
4.新発売の注目度No1ポタアン
5.アナログ型No1ポタアン
6.国内老舗メーカーのポタアン
ONKYO DAC-HA200 ポータブルヘッドホンアンプ ハイレゾ対応 ブラック DAC-HA200(B) 【国内正規品】
- 出版社/メーカー: オンキヨー
- 発売日: 2014/07/04
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